往時宇宙飛翔物体 システム機械設計屋の彼是

往時宇宙飛翔物体 システム機械設計屋の彼是 宇宙blog

人工衛星の設計・製造・管理をしていた宇宙のシステム・機械設計者が人工衛星の機械システムや宇宙ブログ的なこと、そして、横道に反れたことを覚え書き程度に残していく設計技術者や管理者、営業向けブログ

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

衛星画像のキャリブレーションをしよう!輝度較正の手法と必要な理由【宇宙機とミッション】

人力で挑んでいる較正手法 Credits: NASA https://images.nasa.gov/details-ED04-0056-065 画像の補正を行うためにリフレクター、あるいは反射板と呼ばれるものを使います。 今回の画像は反射板と呼ばれるものです。 衛星画像の補正には幾何学的キャリブレー…

衛星画像のキャリブレーションの仕方をまとめてみました【宇宙機とミッション】

衛星画像は素のままでは使用しないことが多い Credits: NASA https://images.nasa.gov/details-PIA13281 人工衛星から取得された衛星画像はそのままでは使用できません。 実際のところ地上で使用されているデジタルカメラも同じなのです。 デジタルカメラは…

ブログ名を変えました

組織横断統括部門 機械システム設計推進本部 から 往時宇宙飛翔物体システム機械設計屋の彼是 にしました。 かつて人工衛星の衛星システムで機械設計をしていた人のあれやこれやを記事にしているので、まあこちらの方が分かりやすいだろうと思いまして。

宇宙産業から見るCOVID-19による3つの影響

COVID-19のロケット打上げ業界への影響 COVID-19は外食や観光産業という身近なものだけでなく宇宙産業にも影響を与えています。

人工衛星の質量の決まり方と考え方【宇宙機と質量】

人工衛星の質量はどこで決まるでしょうか。 最近小型衛星という話が出てきていますが、サイズだけではなく質量も小型になっています。 この人工衛星の質量はどこで決まるのでしょうか。 大きさ? コンポーネントの数? ミッションの規模? ロケットの種類? …

宇宙カメラのレンズというかセラミックの安全率【宇宙機と構造物】

金属の安全率の計算はよくありますが、セラミックの安全率は知る人が少ないのではないでしょうか。 セラミックは表面上の傷が多くクラックが発生しており、不確定要因が多いのです。 そもそも不確定要因を補償するために安全率を決定するのですが、セラミッ…

TOPIX Core30にある企業YOUTUBEチャンネルの登録数や再生数を簡単にまとめてみた

TOPIX Core30にある企業YOUTUBEチャンネル 2020年の3月時点でのTOPIX Core30(トピックス コア30)に選ばれている企業のYOUTUBEチャンネルをまとめてランキング形式にしてみました。 TOPIX Core30 - Wikipedia 就職活動や投資の参考情報にするなど、適当に扱…

ガンプラ小型衛星「G-SATELLITE」で機動戦士ガンダムとシャアザクは宇宙で動く【人工衛星と耐環境性】

機動戦士ガンダムとシャアザク、ハローキティが宇宙にいる件 今回は2020年3月7日に打上げられた小型衛星「G-SATELLITE」についてです。 Liftoff! pic.twitter.com/0Z4dCIu5Hw — SpaceX (@SpaceX) 2020年3月7日 CRS-20 MISSION | SpaceX

人工衛星を放出しよう!分離検知スイッチとキルスイッチ/フライトピン/ディベロップメントスイッチ【人工衛星と電源ON】

人工衛星の分離検知スイッチは如何なるものか Credits: NASA https://images.nasa.gov/details-PIA15268 人工衛星の中で最も重要といっても良いスイッチがあります。 それは分離検知スイッチです。

人工衛星とロケットのアンビルカルケーブルとホット/コールド・ローンチ方式【人工衛星のアンビリカルケーブルと打上げ方式】

アンビリカルケーブルとその周辺 Credits: NASA https://images.nasa.gov/details-s65-30427 この写真は、1965年の船外活動の写真です。 今回の表題であるアンビリカルケーブル(Umbilical cable)ですが、写真に映っている宇宙飛行士のエドワード・ヒギンズ…