往時宇宙飛翔物体 システム機械設計屋の彼是

往時宇宙飛翔物体 システム機械設計屋の彼是 宇宙blog

人工衛星の設計・製造・管理をしていた宇宙のシステム・機械設計者が人工衛星の機械システムや宇宙ブログ的なこと、そして、横道に反れたことを覚え書き程度に残していく設計技術者や管理者、営業向けブログ

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

注意が必要?人工衛星データビジネスに閉塞感・端境期を感じてしまう3つの理由【宇宙ビジネス】

衛星データを取り扱うビジネスが生まれているが伸び悩んているの? 人工衛星データを取り扱うビジネスでの閉塞感があるように感じます。 理由①無償データの拡大 理由②取得頻度の急増がない 理由③使用ユーザー不足 現在、多くの人工衛星の無償データがネット…

デブリを人工衛星のレーザーで除去しよう!デブリ除去のレーザー技術を通常のレーザー加工技術と比較した

人工衛星のレーザー技術とレーザー加工 レーザー兵器と言われて、スターウォーズを思い浮かぶ人もいるかもしれません。 ただ、スターウォーズのシリーズが終わってしまったため、どこの世代まで伝わるか怪しくなってきています。 レーザーが使用される例とし…

なるべく簡単に説明!宇宙通信で使用される量子通信の6つの特徴

量子通信についてまとめてきたので、6つのポイントを羅列していきます mechanical-systems-sharing-ph.hatenablog.com mechanical-systems-sharing-ph.hatenablog.com 大量のデータを送信できます。 電波(電磁波)よりも光は高周波数です。 高周波数というこ…

宇宙通信で量子通信と量子暗号化技術がつぶやかれ始めた理由

宇宙通信では暗号化技術が必要である 人工衛星による通信に限らずスマホの電波の送信の際に、暗号化を行っています。 暗号化を行わなければ、第三者に電波を拾われ、盗聴されてしまいます。 人工衛星の場合は、波長帯によっても異なりますが、地上において広…

宇宙も光の時代が訪れている!宇宙通信で量子通信とか光通信が出る理由

量子通信とは 量子通信とは、光を細かくした最小単位である光子に情報を載せて通信する技術です。 そもそも量子とは、物質の最小単位の総称で、光子以外になんとか素粒子といったものも量子に含まれます。 通常の電波電通信との違いは、スマホを始め、テレビ…

1961年、気象・水象災害の特異性及び災害対策を人工衛星に託した夢-国立国会図書館で調べる人工衛星ー【人工衛星と文学】

無料で利用できる国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館デジタルコレクションを知っているでしょうか? 日本の最大図書館がインターネット上で閲覧できるのです。 今回は「人工衛星」と検索して、インターネット上から無料で閲覧可能な現状最古…

困る前に知っておこう!人工衛星の振動試験で清浄度が越えないようにするには?【宇宙機と清浄度、地上環境】

忘れていませんか? 振動試験機が動くとチリやホコリが舞いますよ? 振動試験をすると、試験機が揺れます。 それはそうなのですが、試験機が揺れるとホコリが舞うので清浄度が悪くなります。 清浄度管理がされていない振動試験の場合は 考える必要はないので…