量子通信についてまとめてきたので、6つのポイントを羅列していきます
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大量のデータを送信できます。
電波(電磁波)よりも光は高周波数です。
高周波数ということは、多くの情報を短時間で伝送することができます。
国際的に周波数帯を使用する際に申請する国際調整が不要です
電波を使用する際に、周波数を使用するための申請が必要になります。
電波の干渉や混線を防ぐためです。
日本国内では総務省の管轄で、日本の領域外では国際組織である国際電気通信連合に申請して、使用許可を得る必要があります。
この申請を国際調整と呼び、時間が掛かります。
光の波長帯は国際調整が不要です。
まあ、これも調整が必要になった場合、光を発するディスプレイや蛍光灯、スマホの画面などあらゆることに申請が必要になるからかもしれませんが。
障害物や天候が悪いと大気でエネルギーが減衰して通信困難
高周波数ということは、波長が回り込みにくいため、人工衛星の向きをピンポイントにしなければ通信ができません。
大気でのエネルギー減衰が多く、強い強度を保持したまま地上に送れません。
軌道間の通信は、地上より早いです
軌道上では、地上にある大気といった障害物がないため、通信品質が高いです。
軌道間の位置関係を明確にして通信を行う必要があり、位置関係や人工衛星の速度、人工衛星内時間の関係を計算しておく必要もあります。
電波(電磁波)でも同じですが、電波よりも伝送速度が大きい利点があります。
宇宙空間に中継人工衛星を設置して通信の安定化をおこなう
衛星放送に使用される通信衛星は静止軌道上にあることが多いです。
静止軌道では、地球の自転と同じ速度で周回しているため、同じ方向を向き続けることができます。
先の軌道間の人工衛星の通信を行うことで、ピンポイントの方向を向けた通信を避け、安定した通信を行うことができます。
量子暗号技術(通信)により秘匿性の高い通信が可能
通常の暗号化技術では解読できてしまう情報も、量子暗号化技術を使用することにより解読不能な情報のやり取りを可能にできます。
まあ、このような感じですかね。
日本ではすでに、実証レベルで小型衛星にて量子通信が成功しています。
中国でも、同じく実証レベルで人工衛星による量子暗号化技術を用いた量子通信が成功しています。
今後の展開、量子通信の時代が始まるのか、別の通信技術がでてくるのか。