往時宇宙飛翔物体 システム機械設計屋の彼是

往時宇宙飛翔物体 システム機械設計屋の彼是 宇宙blog

人工衛星の設計・製造・管理をしていた宇宙のシステム・機械設計者が人工衛星の機械システムや宇宙ブログ的なこと、そして、横道に反れたことを覚え書き程度に残していく設計技術者や管理者、営業向けブログ

IT経営は定義を見失ったまま進んでいる

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経済産業省で「攻めのIT経営銘柄」というものが紹介されていたので、そもそもIT形成とは何かを調べてみました。

 

www.meti.go.jp

 

調べた結果、総務省にあったはずの定義がなくなっています。

次のサイトに定義を記載していますが、無くなっています。

www.tokyo-cci-ict.com

canbus.com

この2つのサイトによると、以下の一文が経済産業省の定義していたIT経営らしいです。

ITを戦略的に使いこなし、競争力や生産性の向上を実現し、経営力アップする

 

攻めや守りのIT活用がいわれている中で、そもそもIT経営がなんなのか未定のまま突き進むのはすごいですね。

 

今後はITコーディネータ協会が定義しているのがIT経営と言えそうです。

ただ、IT経営って言葉、無くなりそうですよね。

 

曖昧な定義は言葉をブレさせます。人工衛星においても、定義が曖昧だと運用が詳細されたときにブレていきます。

 

言葉は思うだけ、話すだけだと、表面上は同じでも差異が生まれ、ミスのもとになります。

大規模設計、新規設計になれば人が多くなりその傾向が強いのです。

 

会議で明確化された定義も文書に残し、その場にいなかった、あるいは新規、引き継がす人のために繋げましょう。

 

そもそも定義がない場合は、それこそ設計の腕の見せ所かもしれません。

 

参考

www.itc.or.jp